トリスタン達がダーナ城へ攻め込んでいる時、シュウ達はアルスターのマージ部隊と戦う直前だった。
「マージだけの部隊編成か・・・
俺の軍で魔法系と戦ったことのあるやつは俺とロドルバン、ラドネイ、アーサー、アミッド、後クーフとパティくらいか・・・」
「それに加えてレンスター軍の救援か、そっちには俺達が向かおう」
ヨハルヴァがシュウにそう言った。
「ああ、分かった。それじゃあヨハルヴァの部隊でレンスター軍の救援と城の防衛を頼む」
「任せといてくれ」
「次に・・・アーサーとアミッドの妹がいるみたいだな」
「そうだ」
それに答えたのはアーサーの方だ。
「マージを前面配置か・・・厳しいかも知れないが頼むぞ」
「ああ!」
「これでいいな、行くぞ!」
シュウはそう言って部隊に命令を出した。そして進軍を始めようとしたときにフィーがシュウに話した。
「あの、私とフェミナとフィリの3人がそろえば特殊な攻撃が出来ます」
「そうか、それなら・・・」
シュウが考えていた時突然前線の方から声がした。
「来たぞ!例の3姉妹だ!」
「よし、早速頼みたい、あの3姉妹は1人でも負傷すると撤退するらしい。だからその攻撃を頼む」
「はい!」
フィーは元気よく答え、2人と共にペガサスに乗り、上空へ飛び立った。
「後はあの魔法をどう防ぐがか・・・俺が出る必要があるな」
シュウはそう呟いて前線に出て行った。
そして戦いが始まった時、3人は上空でそれぞれ合図を交わした。
「フェミナ、フィリ、行くよ!」
「はい!」
「ええ!」
「「「トライアングル・アタック!!」」」
3人を乗せたそれぞれの天馬が地上にいた指揮官らしき女めがけて一気に急降下し、3人の槍で同時に突いた。
「くっ、フェトラ、エリウ。一旦撤退するよ!」
その女はそう言って2人と共に撤退した。そして、指揮官がいなくなった部隊はすぐに壊滅した。