エピローグ

「鎌!行くぞ」

「分かった。ちょっと待ってくれ」

いつもの日常、あの後、世界は統合され、俺達は元の世界に戻った。

「またあの時のことを書いてたのか?」

「ああ、あんまり出来る体験じゃないからな」

「確かにな」

俺と鎌はいつも通り学校に向かっている。

「統合された世界って・・・気になるけどな」

「一応TOPの世界だって言われてるけどな」

「あれ?TOPってTOSの未来の作品なのか?」

「そう言われてる」

「なるほどね」

いつも通りの話だ。と、鎌が急に立ち止まり、俺に聞いてきた。

「翔、運命って信じるか?」

「運命?」

俺は鎌の視線の先を見て質問の意図が分かった。

「ああ、信じるぜ」

視線の先には奈菜とシリカ・・・いや、楓がいた。

「おーい!2人とも」

鎌が2人を呼んだ。

「あ、翔さんと鎌さん!」

奈菜が驚きながら声をあげた。

「どうやら家も近くだったみたいだな」

俺が言った。

「どうやら立ち直ったみたいだな」

鎌が楓に言った。

「はい、皆さんのお陰です」

「そうか、これからもあるかもしれないが逃げるんじゃないぞ」

俺が楓に言った。

「はい」

楓は力強く頷いた。こうして俺達4人は歩き出して行った。明日へ、未来へ・・・。


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