80話

「鎌、来るぞ!準備はいいか」

「いつでも行けますよ」

俺達の言う通りクラトスとシリカは俺達に向かってきた。

「俺達も負けっぱなしでいるほど甘くない!綜雨衝・烈!」

俺の技はシリカにはじかれるがいつもの技と違い、突きを防いでも裂傷が出来る。

「行きますよ、フィアフルストーム!」

「私も手伝います、エンジェルフェザー!」

鎌の術と奈菜の天使術がシリカに放たれる。

「・・・くっ」

シリカのカマの一撃が俺に向かってくるが、

「いい加減その一撃は慣れた!トライデント・アーツ!」

あっさりとかわし、逆に3段蹴りを叩き込んだ。

「以前までの俺達とは違う」

俺がそう言った時周りに天使達が現れた。

「・・・」

シリカは奈菜の方をじっと見つめて去っていった。奈菜がどうかしたのかな?

「よし、連れて行け」

クラトスが天使達に命じてそう言った。

 

「ここがデリス・カーラーンだな」

「生憎囚われちまってるけどな」

ロイドが呟いたことにゼロスが返答する。

「鍵は開かない、だけど脱出さえ出来ればマナの欠片を手に入れるまたとない好機だな」

俺が呟いた。そして牢屋を見て。

「試してみるか・・・はっ!」

俺が手をかざし、精神集中をして。アルティネイションを発動させた。

「成功だな、てや!」

アルティネイションが発動した牢の扉に蹴りを入れ、破った。

「翔君どんな細工したんだ?おっさんがさっき蹴ったけどびくともしなかったけどよ」

「以前も言ったように秘められし力、それだけだ」

俺はそう言って反対側に行き、そっちの牢も開けた。

「後はマナの欠片を取って脱出だな」

俺がそう言って転送装置に乗ったが

「動かないな・・・」

そういえばここ転送先が詰まってるの忘れてた・・・。

「それなら私が行って見てくるね」

「あ、私も行きます」

コレットと奈菜が見に行った。この世界にずっといるから所々記憶があやふやになってるな・・・。

 

「マナの欠片も入手出来たから、後は脱出だな」

ロイドが行った。

「それだったら先ほど情報を調べた時に脱出ルートも分かりました。そこから脱出しましょう急がないとばれてしましますからね」

鎌がそう言って脱出用の転送装置に向かう。

「しかし手遅れのようだな」

リーガルが後ろを見て言った。そこには天使達がいた。

「急いで逃げるぞ!」

ロイドがそう言って転送装置に乗った。全員乗ったのを確認した所で俺が装置を作動させて逃げた。


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