71話
「よし、一気に突入するぞ!」
俺がそう言ってレアバードから飛び降りて強行侵入した。急がないといけないからな。
そしてモニター室で調べ、魔道炉の位置を特定した。
「今回もまた破壊するのが一番時間短縮だろうな、クヴァルの時と同じ救出班と爆破班に分けた方が効率がいいな」
俺がそう言った。
「よし、俺とジーニアスと先生とクラトスでフォシテスを倒しに行く、そっちは頼んだぜ」
ロイドが言った。まあいいだろうな。
「分かった、まずは囚われてる人を助けないとな」
俺がそう言って足早に進んでいった。そして進んで行った先に囚われてる人とディザイアンを見つけた。
「な、貴様ら・・・」
ディザイアンが叫びだす前に俺が槍ですぐに倒した。
「そっちは頼んだぞ!」
収容されている人を出してから俺がロイド達に言った。後はここから脱出だな。
「な!シリカ!」
俺が出口直前で足を止めた。声に出した通りシリカがいたからだ。
「奈菜、ここは俺と鎌で食い止める、収容されていた人を頼む!」
俺が槍を取り出してそう言った。
「殺す・・・」
シリカがそう言って俺達に向かってきた。
「ここは僕達に任せてください」
鎌も剣を抜いてそう言った。
「ここは2人に任せようぜ、あの子は2人を狙ってるみたいだし」
ゼロスがそう言った。
「ああ、ゼロスの言う通りだ、後は頼んだぜ」
「任せといて〜」
ゼロスがそう言って収容されていた人を連れて外に出て行った。シリカはそれを気に留めず、俺達の方を見ていた。
「さて、鎌。行くぞ!」
「ええ!」
俺と鎌が武器を構えてシリカに向かっていった。
「行くぜ、綜雨衝!」
「僕も続きますよ、ガスティーネイル!」
俺と鎌の連携攻撃、矢での攻撃ではないためはじかれることは無くなった。しかし攻撃は防がれた。
「厳しいな・・・」
「勝とうとは思わない方がいいですね、あくまで脱出を助けるということで・・・」
俺と鎌が呟いた。まるでユグドラシルと戦う時みたいだな・・・。
「とにかくロイド達が来るまで耐えることだな」
俺がカマの攻撃を防ぎながらそう言った。