58話
「うわー!滑る!」
「面白いね〜」
「おっとっと・・・」
「俺様輝いてる〜美し〜」
上からロイド、コレット、ジーニアス、ゼロスの順だ、今はセルシウスのいる所で氷に苦戦している・・・というより遊んでるな。
「仕方ないな・・・鎌、お前風の力で運んでやってくれ、精霊戦休んでいいから」
「分かりました。でも2人が限度ですよ、後は頼みますよ」
「分かった。リーガル、リフィルさん、鎌が運んでくれるから氷滑らなくてもいいぞ」
とりあえずリーガルとリフィルを鎌に頼んで運んでもらった。リーガルは枷をしているからだ。
遊んでる3人は置いといて、しいなはうまく滑ってるし、プレセアは斧が重いせいであまり滑ってないな、後は
「奈菜、俺に摑まってろ、下手に滑ると危険だからな」
「あ、すみません」
「気にするな、ゆっくり行くぞ」
消去方に近いが俺が奈菜を連れて滑っていった。
「遊んでる奴らは置いといて、契約するか・・・」
俺があきれながら言った。
因みにロイドとコレットとジーニアスとプレセアはうまくこっちに来れないだけで、本格的に遊んでるのはゼロス1人だけだが。
「そうだね、じゃあ行くよ」
しいながそう言ってセルシウスを呼び出した。
「我はしいな、ミトスとの契約を破棄し、新たな契約を望むことを誓う!」
「ならば力を示せ」
セルシウスがそう言って降りてきた。
「フェンリルか・・・よし、俺がフェンリルと戦う、セルシウスは頼んだ!」
俺はそう言ってフェンリルに向かって行った。
「こういう敵との戦い方は・・・、敵の突進力を利用する!」
向かってくるフェンリルをうまくかわして槍で突く、与えるダメージは少ないが安全な方法だ。と、そこに
「行きます、フレイムランス!」
奈菜の術が飛んできた。
「隙あり、バースト・タックル!そして綜雨衝!」
術を受けた隙に速攻で終わらせた。
「後はセルシウスだけか・・・俺も補助に回ろう、サンダーフレア!」
「2つの世界を犠牲にしないために、あんたの力を貸しとくれ」
「これでテセアラは後シャドウだけだな」
「ああ、そうサ」
「とりあえず、外に出るべきだな」
俺の意見で外に出ることにした。余談だがゼロスはまた鎌に切り刻まれそうになっていた。
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