54話
「ゼロス、お前はみんなを回復してやってくれ!俺と鎌とロイドとしいなで戦う」
俺がみんなに指示を飛ばした。これが今回で一番バランスが取れているからだ。
「了解〜」
そう言ってゼロスはみんなの回復を始めた。
「俺たちも行くぜ!」
俺がそう言って突撃していった。
「****」
ヴォルトが雷撃を出してくるがそれは既に予測済み、あっさりとかわし、そこにロイドが切り込む、俺は囮だ。
「行くぜ!秋沙雨!」
「続きますよ、ガスティーネイル!」
ロイドの技に続き鎌が決める。
「あたしはもう逃げない、風刃縛封!」
しいながヴォルトの動きを止める。
「これで決める、は!」
俺の放った気合の一突きで決まった。
「***********」
「ヴォルトが誓いを立てよと言ってます」
回復してもらった奈菜が言う。
「さっきも言った通りだよ。あたしを命がけで守ってくれたみんなのために。
そして、コリンのためにも、みんなが住む2つの世界を助けてあげたい」
「なかなか行けないな・・・」
「何でこんな複雑な所に基地を作るんだ」
「この景色もあきあきですね・・・」
「エレカーの操作も難しいですからね」
「いい加減疲れてきたな〜」
「早く着かないとコレットさんが・・・」
上から俺、ロイド、プレセア、鎌、ゼロス、奈菜だ、これ以外にもみんなぼやいている。
今はヴォルトと契約してレネゲートの基地に向かっている。そしてその場所が複雑になっている。
「またこの位置か・・・GPSとかあればいいんだけどな」
「GPS?それならついてるけど」
俺がぼやいたことが聞こえたのかゼロスが答えた。
「それなら早く言ってくれませんかね?何度も同じ所に迷ってるんですから・・・」
ゼロス、ご愁傷様。ただその前にGPSだけは起動させとけよ。
「ようやくついたな。予定外に時間かかったけど」
あれから何度も迷ってようやくついた。ほとんど一日海の上にいたな。
「さて、レアバードを奪ってコレットを助けに行くぞ!」
ロイドがそう言って乗り込んでいった、俺達も続く。