49話
「なるほど、ミズホも全面協力してくれるのか」
俺達はロイドの説明を受けた。俺と鎌は知ってるが奈菜が知らないってこともあるが。
「後、こっちも話があるんだけど・・・」
「何だ?」
「すまないが私も同行させて貰えないだろうか?」
リーガル自身が申し出た。
「裏切らないことは俺達が保障する」
「もしそんなことがあるなら僕が倒しますよ」
「私からもお願いします」
俺達現実組の説得を聞き、
「分かった」
ロイドが納得した。
「ガオラキアにいた騎士団はもういない、オゼットに向かうなら今のうちだ」
村の入り口にいた忍び、おろちが言った。
「今のうちに向かいましょう」
鎌がそう言って先に進んでいった。
「これはっ!」
ここはオゼットにあるプレセアの家だ。そしてそこで俺が見たのは・・・。
何年も放置された腐乱死体だ・・・。死体は何度も見てるがこれは・・・。
「みんなは見ないほうがいいな」
俺がみんなに言っておいた。
「何で・・・こんなことに?」
「おそらくエクスフィアの寄生が進んだためでしょうね、あのベットの中の人物がどうなってるか、プレセアには分からないのね」
リフィルが言う。
「仕方ない、プレセアはひとまずここに置いて行きましょう。下手に連れ出すと暴れだすかもしれません。
僕達だけでアルテスタさんの所に向かいましょう」
鎌の意見に反対は出なかった。なので俺達はプレセアを置いてアルテスタの所に向かった。
「抑制鉱石か・・・どこにあるんだ?」
アルテスタの家から出てロイドが言った。
「トイズバレー鉱山という所でエクスフィアが取れる、そこに抑制鉱石もある」
リーガルが言った。
「それならそこに向かおう」
そう俺が言って先に進んで行った。