47話

「何、今の力?」

ジーニアスが俺に聞いてきた。

「ああ、あれは俺の秘められし力だ。さて、余計な時間かけたから急ごう」

俺は槍を拾ってそう言った。

 

「何か聞こえる・・・」

出口付近でコレットが呟いた。

「俺様には何も聞こえないけど?」

「コレットはまだ天使としての聴覚が残ってるんだ」

ゼロスがコレットに言った。そこに俺が口を挟む。

「そうだね、コリン!」

しいながコリンを呼び出し、偵察を頼んだ。そしてそれを待っていると突然上から1人の囚人が降りてきた、リーガルだ。

「お前は!」

ロイドが剣に手をかけようとしたが

「待て、私は戦う気がない。その子と話がしたいだけだ」

そう言ってプレセアの方を見た。

「な、エクスフィア。そうか、この子も・・・」

そこにジーニアスの術が飛んできた。

「プレセアに手を出すな!」

そう言ってプレセアを庇うように前に出た。

「格闘技か、ならこっちも格闘で戦うのが礼儀だな。ロイド、こいつは俺に任せてくれ」

そう言って俺は槍や弓を置いてガンドレッドをはめてリーガルと対峙した。

「行くぜ!」

俺の勢いをつけた拳はすんでの所でかわされた。

「こちらからも行くぞ、裂蹴撃!」

俺はそれを冷静にガードする。

「飛燕脚!」

さらに連携で来るがそれもガードする。

「鷹爪蹴撃!」

そして上から強烈な蹴りが飛んでくるがそれはバックステップで回避した。

「連携ってのはこうやるんだ!バースト・タックル!」

俺が強烈なタックルを当て、隙が出来た所に

「トライデント・アーツ!そしてスェンティブ・アベンジャー!」

下段、中段、上段と続く回し蹴りに続き、縦横無尽に蹴りを当て、リーガルを倒した。

「楽しかったぜ」

俺はそう決め台詞をはいた。ちょうどその時、コリンが戻ってきた。

「しいな、あっちに鎧を着た人達がいっぱいいるよ」

「分かったけどどうするんだ?まさかこのまま強行突破するわけじゃないよな?」

俺がしいなに聞いた。

「仕方ない、ミズホに案内するよ」

「いいのか?ミズホの里ってのは秘密の里何だろ?」

ゼロスがしいなに聞いた。

「この際仕方ないサ、急がないと騎士団が来るよ」

俺達はそれに従ってミズホの里に向かうことになった。


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