40話

「以前とは出てきた魔物が違うな・・・」

ロイドが敵を切り伏せながらそう言った。確か最初降りる時と次来る時は敵が違ってたんだな。

「まあ無理さえしなければ大丈夫だな」

俺が残った敵を一気に倒してそう言った。以前と違う敵とは言え俺も槍使用によることで戦いかたも変わり、楽になってきたな。

「もうすぐで山頂よ」

リフィルがみんなに呼びかけた。この後またあいつが出てくるな。そうこうしているうちに山頂に着いた。

「ゼロス。どうやって運ぶんだ?」

ロイドがゼロスに聞く

「おう、とりあえずこっちに」

ゼロスがそう言ってレアバードの方に行くので俺達も後についてレアバードの方に向かった。
俺と鎌はちょっと間をおいて。コレットも遅れているがそれは元からだな。

「うわ!何だ!」

突然ロイド達の周りに見えない壁が出来、俺と鎌とコレットを除く者達が閉じ込められた。

「まんまと罠にはまったな」

聞き覚えのある声が聞こえた。声のするほうを見るとユアンとレネゲートがいた。

「ユアン!」

ロイドが叫び、剣を抜こうとするが

「無駄だ、そんな物で壊れるほどこの壁は脆くない」

「ゼロス君・・・ドジです」

「コレットじゃないけどドジだな」

プレセアと俺が言う。

「おいおい、俺様のせいかぁ?」

ゼロスが俺やプレセアに聞くが俺もプレセアも何も言わなかった。

「俺様しょんぼり・・・」

その間にユアンは部下に命じてレアバードの回収をしていた。
ちなみに俺や鎌はユアンと対峙しているためその回収を妨害できなかった。

「おや、ユアン様じゃありませんか?」

俺達の横からまた新しい声がした。プロネーマか。

「何故お前がここにいる。ディザイアンは衰退世界を荒らすのが目的だろう」

「私はユグドラシル様の勅命にてコレットをを追っていました。こちらにお引渡しくださいましょうか?」

「いいだろう、ただしロイドは私が預かる」

「そやつに関しては何の命令も受けてません、ユアン様のご自由に」

プロネーマがそう言ってコレットに近づこうとしたため俺と鎌が庇おうとするが。

「こちらの注意を外したな!」

「しまった!」

ユアンの雷球をすんでの所で交わしたが隙が出来、そこをプロネーマに弾き飛ばされた。

「何と粗悪な要の紋を取り付けるとは、愚かな。このようなもの、取り除いてくれよう」

そう言ってプロネーマが要の紋に手を伸ばした瞬間

「だめ!これはロイドが私にくれた誕生日プレゼントなんだから!」

コレットの声が出た。そしてそれとともにプロネーマを弾き飛ばした。


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