30話

「ユニコーン・ホーン、これでピエトロの呪いを直せるんだな」

俺がリフィルの持つユニコーン・ホーンを見てそう言った。

「ええ、これでピエトロの病気を治したら・・・救いの塔に向かうのね」

「いよいよ世界再生か・・・」

リフィルやロイドが呟いた。

「とにかくハイマに行ってピエトロを助けよう」

 

「レイスデット!」

ユニコーン・ホーンを使い強化されたリフィルの法術でピエトロの呪いは解けた。

「皆さん、ありがとうございます」

そう言ってピエトロと別れた。ピエトロはお世話になったルインを復興するためにルインへ向かっていった。

「いよいよ明日ですね・・・」

「そうだな・・・」

「シルヴァラントが再生したら・・・。テセアラは滅びに向かうんだよね?」

部屋で休んでいたジーニアスが俺達に聞いてきた。

「ああ、多分そうなるだろうな」

「2つの世界を助ける道はないのかな?」

その問いにはしいなが答えた。

「そんなもん無いに決まってるだろ」

「そうだね・・・」

「明日は早い、今日は早めに休んでおいた方がいい」

クラトスがそう言ったので俺達は休むことにした。

 

次の日、用意をしてもらった飛竜4匹のうち俺と鎌は1匹に乗って話した。

「いよいよですね・・・」

「ああ。俺達が戻るにはここか真に再生したときだけだからな」

「とにかく急ぎましょう」

こうして俺と鎌も飛竜で救いの塔に向かった。

 

「何だ!これは・・・死体じゃないか・・・」

救いの塔に入ってすぐにたくさんの死体があった。
それにロイドが反応した。当然と言えば当然だな・・・俺もこの光景を見るとちょっとな・・・。

「おそらく今まで世界再生に失敗した神子だわ」

「コレットも失敗したらここに並ぶのか・・・くそ!そんなことは絶対にさせない。行こう!」

ロイドがそう言って転送装置に乗って転送していった。俺達も後に続く。

 

「許せねぇ・・・何がクルシスだ!何が天使だ!コレットを帰せ!」

ロイドは剣を抜いてレミエルに叫んだ。俺達が来た時には一足遅く、コレットは天使になろうとしていた。
そしてロイドが止めるのも間に合わず。コレットは完全に天使となった。

「貴様らに用はない。消えてもらうおうか!劣悪種」

そう言ってレミエルは襲い掛かってきた。


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