19話
「やっぱりこの中にあったな」
「ああ、ちょうど探すものもここにありますからね」
「だがこの円に3人乗らなければ進めないぞ」
「それなら私と神子とロイドで先に行こう」
「それなら異存はないですね」
上からロイド、鎌、リフィル、クラトス、鎌の順だ。とりあえず俺とリフィルとジーニアスが円に乗って鎌に探してもらうか。
「見つかりました」
鎌が5分も立たずに発見する。場所を覚えてるからだろうけど。
「よくやった。鎌、これで後は・・・駄目ね。これだけでは」
いきなり遺跡モードが解除したな・・・。どれ、見せてもらうか。
「ちょっと見せてくれ・・・これは、俺の奴に応用が効きそうだな。後でじっくり調べさせてくれ」
俺はそう言ってリフィルに渡した。
「閃空裂破!」
クラトスの技が当り、そこに
「疾風の爪にて引き裂かん!ガスティーネイル!」
鎌の晶術が命中した。因みに今は封印の間の敵と戦っている所だ。
「やっぱり風は効きにくい敵ですね。」
「仕方ない、あれやるぞ。鎌」
俺は鎌にそう言い。弓をしまってボスに向かっていった。
「しっかりと中心にいてくださいね。ウォールウィンド!」
鎌の起こした竜巻を使って俺は高く飛び。
「後悔してももう遅いぜ!エリアル・レイド!」
敵に強烈な蹴りを当て、よろけた所に
「光よ、フォトン!」
「聖なる翼よ、ここに集いて神の御心を示さん、エンジェルフェザー!」
いくら抵抗力があっても連携攻撃には勝てず、敵は死んだ。
「これで3つ目だな・・・」
「真の天使か・・・」
コレットは呟いた。真の天使になると・・・いや、やめておくか。
「とりあえずまた例の疾患が出るといけない。速く下に降りて野営をしよう」
そう言って俺達は下りていった。しかし出口近くで意外な奴と出くわした。しいなだ。
「神子、覚悟しろ!」
「また会いましたね〜」
コレットがしいなに近づこうとすると明らかにしいなはうろたえた。
「喋るな!動くな!壁に触れるな!」
どうやらオサ山道のことがトラウマとなってるみたいだな。
「さて、どうするんだ?」
「どうするって、あたしはここでお前達を倒す。覚悟しな!いでよ式神壱・紅風!式神弐・蒼雷!行くよ!」