18話
「やっぱり遺跡の中は暗いな」
「炎の所は明るかったけどね」
今回は鎌の突っ込みが入らないな、代わりに喋ったのはジーニアスか。
「ここの奴はめんどくさかったからな・・・」
「僕のメモに助けを求めてきましたからね」
ここの最後の仕掛け、本当にめんどくさかったからな。鎌が持っていたメモ借りて突破したし。
「ここの部屋はどうやればいいんだ?奥に封印の間があるのは分かってるけど・・・」
「ここにある仕掛けにソーサラーリングで風を起こしていけばいいはずだ」
ロイドの問いにクラトスは答えた、ここなんだよな・・・俺がお手上げしたのは。
「順番が合ってないと開かないはずだよ」
「順番か・・・適当にやればいいだろ」
「それで開くはずが・・・」
クラトスが注意しようとしたら扉が開いた・・・運のいい奴だな。
「お、開いた」
「凄いねロイド〜」
そういいながら子供達は先に上っていった。
「まあロイドの運が高かっただけだ」
俺は固まっているクラトスにそう言ってロイド達についていった。
「あれ?翔、起きてたの?」
「ん、ああ。俺と鎌の代わりで番をしてる。コレットはどうしたんだ」
「うん、何だか眠れなくてね」
眠れないんじゃなくて寝れないんだろ・・・。まあ今はまだ黙っておくか・・・。
「翔、交代の時間ですよ」
「そうか、それじゃあしっかりと寝ておけよ」
そうして俺は鎌と交代して眠りに着いた。
次の日俺達はユウマシ湖に寄ってからマナの守護塔を目指した。ユウマシ湖に寄ったのは通るルート上ロスが少なかったからだ。
「ここがマナの守護塔か」
「鍵はこれでいいな」
リフィルが遺跡モードになりながら鍵を開けた。
そして俺達はリフィルを刺激しないように入っていった。刺激したらどんな地獄がまっているやら・・・。