「ガイ、俺が昏倒してる間に何が起きたんだ?」

修治が殴られた頭をさすりながら起きた出来事をガイに聞いた。

「ああ、手短に話す。あの女、ティアって名前らしい。
 とルーク、さっき吹っ飛ばされた男だ。の2人が超振動って力で吹っ飛ばされた」

「ティアとルークか・・・それで」

「とにかく俺はルークの使用人なんだ。だからルークを探しに行く」

「そうか、それで俺のことはどうなってるんだ?ああやって顔を出した以上説明が必要だろ?」

修治は話題を自分に切り替えてガイに再び聞いた。

「ああ、そっちの方は問題ない、さっき言われた通りに答えておいた」

「そうか、助かる。それで俺も探索に同行していいか?」

修治の突然の申し出にガイは驚いた。

「いいのか?」

「ああ、それに俺は旅人って言ってあるんだろ?だからここでのうのうと待ってるのは怪しいからな」

「分かった。ただ、いろいろと準備があるだろう。とりあえず店の場所を教えるから準備してきな」

「助かる」

修治はそれだけ言ってガイと共に店へと向かった。


「俺は武器は使わない、手を保護出来る奴があれば十分だ。ああ、そういう奴がいいな。これは少々大きいな・・・」

修治が武器を探しているのを見てガイは考え事をしていた。

(異世界から来たか・・・それにしてはずいぶん落ち着いているみたいだな・・・)

「ガイ、俺が異世界から来た割にはずいぶん落ち着いてるって思ってるだろ?」

修治がガイに近づいてきて小声で言った。

「自分で言うのもなんだが俺は冷静な方だからな。こういう所への順応は早いんだ」

修治はそれだけをガイに伝えて再び武器を見ていた。

「結構怖い奴だなあいつ・・・」

ガイは修治を見てそう呟いた。

そして準備を終わらせた2人は港へ行き、船に乗った。

「そういえば、俺達はどこに行くんだ?」

修治は船に乗り込み、部屋で一息ついた所でガイに聞いた。

「ああ、そういえば修治は知らなかったな。ついでにこの世界のこともいろいろ教えたほうがいいな?」

「そうしてもらえると助かる」

修治はそう言ってガイにこの世界についてをいろいろと聞き始めた。


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