『知ってる? アイしあう二人がトーダイってとこにはいるとね 『シアワセ』になれるんだって』
『----ふ〜ん』
『大きくなったらふたりで いっしょにトーダイ行こうねY』
小さいころの二人だけの約束……
…でも その友達は引っ越すことになってしまう
『バイバーイ けーくん!
大人になったら絶対トーダイで会おうね!
ヤクソクだよ!』
『・・・・ わ・・・・ わかった!! 東大だね!!』
浦島 景太郎(うらしま けいたろう) 19歳 (彼女ナシ)
15年前の約束のことがあって
東大を目指して2浪生……
東大のみを受けつづけ 落ちつづけて3年目------
家を追い出された景太郎は祖母の経営する旅館…
『ひなた旅館』をたずねる
そこの露天風呂でのんびりしていると
そこに一人の女性『成瀬川 なる』が現れる
景太郎はそこで『痴漢』だと誤解されてしまう
そして住人たちに追い詰めらる景太郎
『ひなた旅館』はいつのまにか 男子禁制のアパート すなわち女子寮『ひなた荘』になっていたのだ
そこへ 景太郎の叔母『浦島 はるか』が現れる
景太郎が寮長(はるか)の甥だということがわかり 一時事態は収まる
しかし ひなた荘のオーナーの孫だといっても
なるは景太郎が泊まるのに猛反対
しかも 祖母『ひなた』は世界一周旅行へ旅立ったという
その上 はるかがふと景太郎が『東大生』だと言う
住人たちに『東大生』ということで驚かれる景太郎
景太郎は否定したが 誰も聞いていない
また誤解を受けてしまう景太郎
でも とりあえず『ひなた荘』に泊めてもらえるということになる
そこへふと『紺野 みつね』…通称キツネがやってくる
景太郎はキツネに『自分は東大生じゃない』と伝えようとしたが
キツネには違うことが伝わってしまう
そこにほかの住人たち(−1)が来る
またまた景太郎は誤解されてしまう
そのあと 少しばかりなるに追い掛け回される景太郎
途中、『勉強を見てほしい』と
住人の一人である少女『前原 しのぶ』に会う
中学の問題くらいなら大丈夫だろ……としのぶに教える景太郎
そのあと しのぶの作ったクッキーをもらい
景太郎から見る『女の子』のイメージが膨らみ、感動する
その様子を後ろから見ていたなるは
『私も教えてもらおうかしら』
と 『東大の過去問題集』を景太郎に差し出す
驚く景太郎
目を輝かせるしのぶ
そこで冷静に考えた景太郎は
『誤解を解けるかも』
と思い、問題を適当に答える
…最悪なことに全問正解してしまう
驚きのなるに 感動するしのぶ…
しのぶは景太郎を『自分のとっておきの場所』に連れて行く
そこで少し東大の話を持ち出す
景太郎は話の流れに乗ってしまい
『自分にだって東大に入れたんだから』
と 自分で『誤解』を『大ウソ』にレベルアップさせてしまう
困り果てた景太郎は
『本当は俺… 東大生でも何でもないのに』
と呟く…
その呟きが一人の女性に聞かれてしまう
バレないようにと 勉強を始める景太郎
徹夜で勉強したが 問題が簡単に解けるわけがなかった
ボロが出る前にひなた荘を抜け出そうと 荷物をまとめる景太郎
そこへ なるが差し入れを持ってくる
そこでなるは東大の話を持ち出す
景太郎はバレるわけにはいかない!
と 必死に答える
しかし それはウソ話
なるには景太郎が東大生ではないことがバレていた
(あのときの呟きを聞いていたんだから…)
今回は見逃す と言うなる
なるはふと 景太郎のメガネをとって 自分でかける
『がんばれば必ずできる 諦めないでやってみなよ』
と景太郎に優しく言う
そこでなるの目に入った景太郎のひどい回答のされている紙…
それが揉め事につながり、事故でなるが景太郎を押し倒す形になってしまう
そこへ 運悪くほかの住人たちがきてしまう
その上 景太郎の『予備校生徒証』が見つかってしまう
翌日 東大生でないことがバレた景太郎はひなた荘を追い出されてしまう
みんなに謝り その場を去る景太郎
去っていく途中、プリクラを発見し、
『記念に一枚』と写真を撮ろうとする
そこに突然なるが現れ、一緒にプリクラを撮る
『もう少しがんばってみるよ』(東大を)
と景太郎
そこへはるかから一枚のFAXを渡される
祖母から景太郎宛だった
内容は『土地権利証明書』
つまり、管理人になれば『ひなた荘』をくれるという
最初は受け入れてくれなかったが住人たちだが
除々に景太郎と打ち解けていき
一緒に東大を目指す成瀬川とはいい関係になりつつある
『景太郎!』
『センパイ!』
『けーたろ!』
『浦島!!(斬る!)』
今日も騒がしくなりそうなひなた荘
そこにはいつも『浦島 景太郎』の姿があった…
|