黒い牙と戦っていたアルシェとソルは敵の伏兵に捕まり、牢屋に入れられた・・・

(男軍師)ソル>   しまったな・・・俺たち軍師が伏兵の存在に気づかなかったとはな・・・
【女軍師】アルシェ> 不覚ね・・・これからどうしましょうか?

ソル > (牢屋の鍵を見て)これならいいな、脱出してみんなと合流するぞ
アルシェ > えぇ、お願いするわ
ソル > 任せとけ、(隠しておいた針金を取り出し、鍵に合わせて)
     ・・・よし!開いたぞ。
アルシェ > さすがね!では、敵に見つからないように行きましょう!
ソル > ああ、でもまずは武器を探さないとな、
     俺はわずかなら体術が使えるが敵を倒すほどじゃないからな
アルシェ >しかし武器はどこにあるのかしら・・・?
ソル >敵に見つからないように少しずつ探すしかないだろう。
アルシェ > そうだけど・・・もし見つかったらどうなるの?(不安そうに言う
ソル > そうだな・・・

黒い牙達 > (牢屋の方から)『脱走だ!』

ソル > まずいな・・・武器は後回しだ!急いで脱出するぞ!
アルシェ > あっ!!
ソル > 急ぐぞ!(アルシェの手を取って走り出す)
アルシェ > は・・・はい

黒い牙達 > いたぞ!こっちだ!

ソル > まずいな・・・囲まれたみたいだ・・・
アルシェ > どうしよう・・・武器も無いのに戦えないわ
ソル > ここは十字路、東の敵がやや手薄だ。
     俺が何とかして道を開く!一気に行くぞ
アルシェ > はい!何とかここを切り抜けましょう!
ソル > 後・・・念のためこれを持っていろ、
     さっき敵のマージから奪ったやつだ(ファイアーを渡す)
アルシェ > いつの間に・・・ありがとう!
       (自分の身は自分で守る・・・か)
ソル > 覚悟を決めろよ、行くぞ!(東の敵に向かって走り出す)
アルシェ > はい!(死なないでよ・・・)

2人は東の敵に強襲して突破し、再び館の中を逃げていた

ソル > ある程度は振り切ったな・・・
アルシェ > はぁはぁ・・・何とかね
ソル > とは言っても・・・出入り口は大方封鎖されている・・・
     どこか別の場所から脱出すべきだな
アルシェ > けど、他に逃げ場なんてあるのかしら?
ソル > そうだな・・・(辺りを見回す)
     あれだ!(そう言って水路を指す)
アルシェ > 水路・・・私泳げないわ・・・
ソル > 大丈夫だ、俺に掴まってろ
アルシェ > ・・・ありがとう(ソルの腕を掴む

黒い牙達 > 脱走者はこっちだ!

ソル > 一気に行くぞ!はっ!(水に潜る)
アルシェ > ・・・はい!(覚悟を決める

黒い牙達 > ちっ、水の中に逃げられたか・・・急いで水路を塞げ!

こうして2人は館から脱出した

ソル > (水路から上がり) 大丈夫か?
アルシェ > はぁはぁ・・・大丈夫・・・(息がかなり上がっている
ソル > ここで一度休んだ方がいいな、少し休もう
アルシェ > そうしてもらえると助かります
ソル > (近くにある岩に座り)問題は武器だな・・・水の中に入ったせいでファイアーは使えない・・・
アルシェ > どうしよう・・・他に魔道書なんてないし・・・
ソル > これで何とかするしかないな・・・(そう言って短刀を取り出す)
アルシェ > こうなったら早くリン達と合流しなくちゃ・・・
ソル > そうだな・・・そろそろ行くか、追っ手が来てるはずだ
アルシェ > 今の状態で敵に見つかったらやっかいね。行きましょう!
ソル > (立ち上がって) よし、ここから本陣まではそう遠くないはずだ。行くぞ!
アルシェ > (ソルに続き立ち上がり)はい!!

2人はしばらく本陣に向かって走っていた

ソル > まずいな・・・もう追っ手が来やがった・・・
アルシェ > えぇ!? 来るのが早いわ・・・(動揺
ソル > こうなったら一か八か奴らの馬を奪ってみるか・・・
アルシェ > それは危険だわ!やめましょうよ!
ソル > 打つ手なしか・・・ん?あれは・・・(遠くを見る)
     アルシェの馬じゃないか! 
アルシェ > え?(辺りを見て)
       あっ!カリニュだわ!
ソル > 主の気配に気づいたのか・・・とにかく今考えることじゃないな
アルシェ > そうね!急いでここを離れなくては・・・!
ソル > ちょっと待ってろ、
     ・・・はっ!(短刀を敵の馬に向かって投げる)

黒い牙達 > うわ! てっ(馬から落ちる

ソル > これでわずかばかりだが時間が稼げる。急いで逃げよう
アルシェ > えぇ!(カリニュに乗る)
       さぁ、乗って!!
ソル > ああ! (同じくカリニュに乗る)
アルシェ > じゃあ、しっかり捕まってて!行くわよ!!
ソル > 分かった!

ナレーション > こうして2人は馬に乗り逃げ、やがて本陣の近くまで来た

ソル > この辺りが本陣だな・・・
アルシェ > (辺りを見て)う〜ん・・・どこにいるのかしら?
ソル > (馬から下りて) 確か・・・森の近くにあったはずだ・・・(しばらく目を凝らす) あった!
アルシェ > ・・・本当だわ!急ぎましょう
ソル > いや、先にアルシェがみんなに伝えて来い、
     後ろからまだ来てる(そう言って自分達が逃げてきた方を刺す
アルシェ > (少し困った感じで)危ないわ!武器がないのに・・・
ソル > 俺が囮になる。
アルシェ > し・・・しかし・・・
ソル > アルシェは馬に乗っているから早く伝えられるだろう。
     俺は森の中の移動が得意だ、それぞれの長所を生かして生き延びる!
アルシェ > ・・・(心配しながらも)分かったわ。
       けど、気をつけてね・・・
ソル > 大丈夫だ、お前を信じてるからな。それじゃあ頼むぜ
アルシェ > えぇ・・・。じゃあ行ってくるわ!(カリニュを叩き、本陣へ向かう)
ソル > 頼むぜ、(呟きながら)
     好きな奴に囮なんて役目押し付けたくないからな・・・
     (声を戻し) 黒い牙の野郎ども!俺はこっちだ!

ソルは黒い牙達を引きつけ、森の中に入っていった

ソル > (しばらく森を走りながら) 来てる人数は5・6人って所か・・・
ソル > (隠してあった剣を抜き) 俺の技量で出来るかな・・・。
     いや、やるしかない!

黒い牙達 > いたぞ!

ソル > もう追いつかれたか・・・まあいい、敵は倒す!
     (剣を振りかざして黒い牙と戦い始める)

ソルは黒い牙達と戦い始め、しばらくし敵を後1人まで減らすも剣をはじかれ窮地に立たされた

黒い牙達 > ここまでやるとはなかなかだな、だけどもうお前も終わりだな
ソル > くっ・・・アルシェ・・・すまない
アルシェ > (本陣に着き)誰か・・・!!ソルが大変なの!
       (増援と一緒にソルの所へ向かう)
アルシェ > (馬を走らせ10分後・・・・)ソル!!どこにいるの!?
ソル > あの声は・・・アルシェか。
黒い牙達 > ちっ、お前だけでも道連れにしてやるよ!
ソル > させるか!(回避する)
     こっちだ!アルシェ!(大声で居場所を知らせる
アルシェ > ソルーっ!どこにいるのーっ!!
ソル > (森の中を走りアルシェ達の所へ向かい)
     アルシェ!間に合ったか
アルシェ > えぇ!増援を呼んできたわ!
       ソルは大丈夫!?
ソル > 大丈夫・・・とは言いがたいな。
     とにかく敵は後1人まで何とか減らした。
アルシェ > あぁ・・・怪我してるじゃない。
       今セーラをこちらへ・・・
ソル > すまないな・・・
アルシェ > ううん・・・ごめんなさい、囮になってもらって・・・・
ソル > 別にいいよ。それに・・・
アルシェ > それに・・・?

ソル > 好きな奴を危険な目に合わせたくないからな。
     アルシェ、お前が好きだ!
アルシェ > え・・・?(とっさの事で赤面をし、言葉を詰まらせる
ソル > 俺はそんなに腕の立つ奴じゃないが・・・お前を守る騎士(ナイト)になろう。
アルシェ > ううん、そんな事ないよ・・・とても頼りになるわ・・・ありがとう・・・・
ソル > そうか・・・(2人とも顔を近づけ、口付けを交わす)

ナレーション > こうして2人は結ばれた。2人はネルガルの野望を防いだ後、結婚することとなる。

END


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